障害年金ヘルプデスク

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平成28年9月度障害年金勉強会開催報告

以下のとおり勉強会を開催いたしました。

日時:平成28年9月18日(日) 13:30~15:00

会場:障害年金ヘルプデスク本部(広島市)

テーマ:「事後重症請求により受給権確定後」の障害認定日請求

 

この事例での患者さんは、

・自力で事後重症請求を済まされ、2級認定を受けた。

・知人に障害年金の件を話す機会があり、その時初めて「障害認定日請求」のことを認識した。

このような経過をたどり、会員社会保険労務士に「今からでも認定日請求ができるのか?」と相談されました。

 

▼自力請求される場合、請求する制度により年金事務所か市区町村役場、又は共済組合に最初の相談をされます。そして相談先の説明と案内に従って書類を整えることになります。相談機関の窓口で認定日請求の説明を受けていないことは考えにくいです。おそらく患者さんご自身が認定日請求できることを正しく認識できず、手続を踏んだものと会員社会保険労務士は捉えました。

 

▼結果的には障害認定日請求が認定され、遡って受給権を得ることが出来ました。社会位保険労務士が手続きに関与し行政との間に入ったことで、患者さんにとって最も適正な状態で受給権が得られたものです。

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平成28年8月度障害年金勉強会開催報告

以下のとおり勉強会を開催いたしました。

日時:平成28年8月20日(土) 13:30~15:00

会場:障害年金ヘルプデスク本部(広島市)

テーマ:「不安神経症の既往歴がある患者さん」の請求事例

 

この事例での患者さんは、

・離婚により生じたパニック発作で、平成22年

から一年間、精神科に通院

・平成24年、介護疲れから別のクリニックにて

「うつ病」との診断を受ける。

・平成24年から治療を受けているクリニックで

証明された診断名は、うつ病・パニック障害。

このような経過をたどり、障害年金を請求します。

   

▼請求時に提出した診断書には、(患者さんが申告した)平成22年から一年間の受診記録が記載されていたため、病歴・就労状況等申立書も同様の記載を行い手続を踏みましたが、保険者は、前医に確認をとることなく、平成24年の受診を初診日と認定し、障害基礎年金が決定しました。

   

▼関係資料を参照しながら、他の請求事例においてもこの初診日認定の捉え方を当てはめることが出来ないか、会員で検討を行いました。

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平成28年4月度障害年金勉強会【特別講義】

以下のとおり勉強会を開催いたしました。

日時:平成28年4月23日(土) 10:00~13:30

会場:障害年金ヘルプデスク本部(広島市)

特別講師:社会保険労務士 松山純子氏

(東京会所属、松山純子社会保険労務士事務所代表)

テーマ:講師の関与事例によるケーススタディ

 

遂に、あの松山先生が、我々障害年金ヘルプデスク(と広島カープ応援)のために、広島にお立ち寄りくださいました!!!

事例を絡めながら

・受給可能性を否定しないため、受診歴を掘り下げる質問技術

・審査機関が判断に困惑しないため、自発提供する資料の検索

・手続解釈の適合性を検討するための、知識の習熟・研鑽

これらについて、大変興味深い講義を受けました。

 

社会保険労務士としていかに障害年金請求に関わるのか、医療機関や行政機関との折衝事例についても惜しげもなくお話をしてくださいました。松山先生の講義を受けた会員社会保険労務士の今後の取組をご期待ください。

 

松山先生、ありがとうございました。

↓当日の風景

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↓松山先生に意見を伺う会員

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平成28年3月度障害年金勉強会開催報告

以下のとおり勉強会を開催いたしました。

日時:平成28年3月26日(土) 13:30~15:00

会場:障害年金ヘルプデスク本部(広島市)

テーマ:「膵臓摘出後の糖尿病」の請求事例

 

関与した社会保険労務士も唸った事例です。

 

この事例での患者さんは、「急性膵炎→膵臓がんのとの診断→膵臓摘出→膵臓摘出による慢性糖尿病発症→障害年金請求→2級決定」という経過をたどりました。

 

そしてこの経過を元に、

 

1、急性期の病名と確定診断されたがんとの因果関係
2、膵臓摘出の影響と糖尿病が発症する原因、糖尿病Ⅰ型・Ⅱ型の特徴・違い
3、併合認定か総合認定、どちらの当てはめを求めるかの見極め

4、初診日設定が異なる場合の請求方法の違い、メリット・デメリット

5、その他障害の診断書で重視されうるポイント

6、社会保険労務士が代理人として医師への助言ができるか

これらについて深く検討を行いました。

↓当日の風景

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中央の男性の服装がガテン系に見えるのは全員私服参加だからです。中身はどうしても堅い話になりますから、服装はリラックスした格好で集まろうよとメンバーで意見を合わせています。

 

また、この「毎月勉強会(事例検討会)」は公開制です。事前ご予約と資料代お一人500円があれば、どなたでもご参加いただけます。

 

あなたもぜひ私服でお越しください。

そしてついに次回は、あの先生が東京から・・・

平成28年2月度障害年金勉強会開催報告

以下のとおり勉強会を開催いたしました。

日時:平成28年2月27日(土) 13:30~15:00

会場:障害年金ヘルプデスク本部(広島市)

テーマ:「不支給決定に対する不服申し立てをしている間に脳梗塞を発症し、発症6ヶ月後に肢体障害が症状固定」の請求事例

 

請求当初から会員社会保険労務士が関与した精神疾患の患者さんです。請求結果は「症状が軽度のため不支給」だったので、そのまま権利回復のための不服申し立て手続に移行します。そして不服申し立てにより審査のやり直しを求めている最中、この患者さんが脳梗塞を発症されました。後発の脳梗塞は、発症(初診日)から6ヶ月後に主治医の先生の診断で症状固定と判定されました。

 

手続上の「症状固定」とは、現代医学をもってしても治療効果が期待できない最終状態に至ったものとされています。通常、初診日から一年六カ月経過した時点を障害認定日といい、この時点の障害状態が認定基準にあてはまるか否かによって障害年金の対象となるかが判定されます。ただし、一年六カ月経過前に症状固定が認められる場合は、その時点を障害認定日とする特例があります。

 

この患者さんの場合、不服申し立てで障害程度を争っている精神疾患と、後発の脳梗塞に相当因果関係が認められません。相当因果関係というのは、「前の病気がなければ、後の病気を発症しない」という考え方です。したがって、不服申し立ての手続と並行して、脳梗塞の肢体障害による請求を新たに起こすことが技術的には可能です。別個の請求として診査が行われます。

 

この手続周辺に関する制度について、会員で再確認しました。今後もたくさんの事例をシェアし、あらゆる可能性を考えて適切な保険給付が患者様に届くようご案内してまいりたいと思います。

今月のキーワード:

「不服申し立て」 「障害認定日の特例」 「相当因果関係」

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